インプラントとは?
インプラントとは元々、「体内に埋め込む医療器具・材料」を指す言葉です。
心臓のペースメーカーや美容整形で用いるシリコンなどもインプラントの1つです。
歯科ではあごの骨に埋め込む人工歯根をインプラント、正しくは「歯科インプラント」と呼びます。
インプラントは入れ歯やブリッジと違い、人工歯が顎に固定されるため、食べ物をよく噛むことができます。
体に異物が入ることを不安に思われる方も多いですが、現在は研究が重ねられ、術後も多くの患者様が不自由なく生活しています。
入れ歯との違い
入れ歯とインプラントの違いは、根っこがあるかどうかの差がとても大きいです。
入れ歯は歯ぐきや、残っている天然歯に固定することがほとんどですが、インプラントは人工歯根を埋入し、歯を固定します。そのため固定力が強く、天然歯のようなかみ心地やつけ心地を得ることが可能です。
インプラントのメリット・デメリット
インプラントは他の歯に負担をかけずに治療を行うことが出来るなど、利点もある反面、治療費が高額であるなどの欠点もあります。
安心して治療を受けていただくために、不安なことや分からないことはお気軽にご相談ください。
● インプラント治療の流れ ●
01 CT撮影
今までのレントゲン撮影では、全てを詳細に把握することが困難でした。しかし、歯科用CTの使用によって顎の骨の構造や神経の位置、骨量まで精度高く把握することが可能になりました。
歯科で使用するCTは顔面・頭部を局所的に撮影することができるため、被ばく量も少なく短時間の撮影で済み、痛みもありません。
02 診断・治療計画
撮影したCTデータを専用のシュミレーションソフトに取り込み、患者様に適したインプラント治療の方法を診断します。
診断後は患者様にソフトを用いて全体的なインプラントの治療法や治療期間、治療費などをご説明し、ご納得いただいてから治療に入りますのでご安心ください。
03 治療の開始
診断した結果を基に手術を行います。
当院では、シュミレーションソフトで診断した通りにインプラント埋入ができるように「サージカルガイド」を用いて手術を行っています。
サージカルガイドを使うとリスクの少ない最適な位置に埋入が可能になり、患者様への負担も少なくすることができます。また、インプラントが持つ機能を最大限に引き出すことができます。